京つう

日記/くらし/一般  |北海道・東北地方

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Posted by 京つう運営事務局  at 

2014年07月20日

おさめかたを知っているから

先々週、久しぶりに稀死念慮に遭った。
珍しい、どうしたんだろうって振り返ってみたら、
諸事情で、1週間ほど春ウコンが摂取できていなかったよ。
睡眠不足が3ケ月ほど続いていたせいもあるだろう。

なんだか懐かしいくらいだった。以前はしょっちゅう、この気持ちに襲われていたことを思い出した。

慌てず騒がず春ウコンを必要なだけ摂取。
すぐに収まった。



  


Posted by 芥子菜  at 20:08Comments(0)うつくしきもの

2013年12月30日

来年の手帳

来年2014年の手帳は、これ。
去年もこれだった。
使い始めてすぐ、春や夏にはもう来年はこれにすると心に決めていて、そのとおりに購入した。


さぁ、そろそろ手帳の使用準備を始めるといたしましょうか。

休日のドットシールを貼り、
既に決まっている来月の予定を書き写し、
Download City (http://www.1101.com/store/techo/2014/download/)から、日本地図のテンプレをいただき、今年行きたいところを書き入れる。

ちなみに、カバーは最初は使いません。
手帳が育ってきて、普通には閉じなくなってきたら、はじめてかけます。
まずは文庫本のように使用開始。
これ単体でもかっこいいと思うのです。

では、本日のメインミッション、手帳の準備をいたしませう。  


Posted by 芥子菜  at 09:27Comments(0)うつくしきもの

2011年12月17日

興奮

今夜は、ピアノのコンサートに行きました.
すごかった.

たった2台のピアノとは思えないほどの.

満ちあふれていて、泰かな音.

重く、暗く、激しく、
明るく、広く、遠く、
軽やかに跳ねて、雪崩落ちて、
遠回りして、道草食って、
とんぼを切って、でんぐり返って、
華麗に着地.

音を聴くと、勝手にPVが流れるのですが.
草原を薙る風、遥かを示す光、
たちまち草原は海原に変わり、
船は舳先で水を切ってすすみ、
その横腹を少年はつかみ、
とか
城壁に囲まれた古代都市、
なぜかその壁が内側に
ぱたんぱたんと折り畳まれて
直方体になって、ころころ転がって.
とか.
ズームイン/アウトが激しく、そのたびに見ているものがどんどん変化して、
こんがらがった音をどこまで追えるかなーと.

最後は、見渡す限りの観客みなさんでスタンディングオベーション.
アンコールに次ぐアンコール.

えもいわれぬ音楽に興奮して、体温が上がっています.

ほかほかの身体で、足取りも軽く、家路に向かいます.
しあわせ.  » 続きを読む


Posted by 芥子菜  at 22:43Comments(0)うつくしきもの

2010年12月09日

素敵な品揃え

初めての書店で。

品揃え&陳列が、
超好みでした。

やばい。
大好き。

この構成を考えた人が好きです!!
って、うっかり口走りそうな勢い。

どんな陳列具合かと申しますと。
まず路地を想像して、奥に向かって立ってる状態から、
右側に日本のミステリ・SF・ファンタジー&海外のSF・ファンタジー・ロマンス系
真正面に日本の古典文学とその評論
左側に、短歌も俳句も現代詩も、
っていう感じに、コの字形に配置された書棚です。。
わたし、この隅っこで満ち足りました(恍惚)。

ウィリアム・シェークスピアのソネット集が3種類(!)あったし、
小松英雄と、まろ、ん?が上下に並んでて、
茨木のり子さん関連本もいっぱい!!
さらに、ほかの棚では、
ボートの三人男が平積みにしてあって、
和辻哲郎の著作が、「風土」以外も置いてる(泣ける)
辻邦生も、です。
うれしい。
ありがとう。。

地元特集も、よかった。
礼賛するようなのばかりじゃなくて、
それとなく批判的なのも置いてあって
気に入った!!  » 続きを読む


Posted by 芥子菜  at 01:27Comments(0)うつくしきもの

2010年11月18日

印象―シャコちゃん

今夕。

黄金色の夕陽が、
素っ気無いブラインドをものともせず、
室内を明るく照らしていた。  » 続きを読む


Posted by 芥子菜  at 22:26Comments(0)うつくしきもの

2010年08月15日

夏と秋と行き交う空

風が変わったなって思ったのは、先週の土曜日。
通り過ぎたファーストフード店のおもてでは、カントリィロードを歌う簡素な声。
ビュービューと吹く風の音と一緒に、耳に寄せられる。

これで、もう少し気温が下がると、夕方は上着が欠かせなくなるように変わるんだね。
夏が終わっていくのを感じて、
少し感傷的になってしまっている。

夏と秋と 行き交う空の 通い路は 片辺涼しき 風や吹くらむ 凡河内躬恒  » 続きを読む


Posted by 芥子菜  at 19:08Comments(0)うつくしきもの

2010年06月27日

青虫現る

白黒の花崗岩の上を、青虫が這っていた。
ベースカラーは、上品なえんどう豆のムース色。
身体の相似形を描くように、色の層が楕円状に重なり合います。
細い幅で鴇羽色。
広幅の薄紅。
灰白から銀白、いぶし銀色、滅紫へのグラデーション。
中心部は、菖蒲色。


自然の色は、奇抜な取り合わせでも、調和されてるのが、素敵。
美しい…。
つい見とれました。  » 続きを読む


Posted by 芥子菜  at 07:39Comments(0)うつくしきもの

2010年01月17日

口数少ない人ばかり?

うちの部署では、時間が少ないときは誰も口を効かなくなるから、業務に集中しやすくていいです~。
と深く考えずに他部署の先輩に話すと、えっ!?と絶句されました。

何に驚かれたのだろうか?
もしそれが会話0ということならば、これはわたしにとって仕事中の最適環境の必要条件なんだけど…。
いつでも誰かが喋ってるような部署には、異動したくないなぁ。  


Posted by 芥子菜  at 23:55Comments(0)うつくしきもの

2009年12月08日

びりびり震える

スピーカーから発せられる声があまりに大きくて、掌の中で携帯が目に見えて震動する。

「ご飯、美味しいから、早く帰ってきてねー!!」

弟Rからの催促コール。  
タグ :夕食


Posted by 芥子菜  at 06:06Comments(0)うつくしきもの

2009年12月05日

冬桜のひと

靄がかかった桜色のコートを羽織り、
その樹皮のような赤茶色のステッキで身体を支える。
つやつやピンクのまるいほっぺ。
頭には、ふさふさの真っ白な髪。

雪を冠しながら咲く、桜木のような凛々しさをまとっている。
思わず見とれてしまうかっこよさ。
  


Posted by 芥子菜  at 06:03Comments(0)うつくしきもの

2009年12月03日

月の光

真夜中に、強い月光が降り注ぐ隣家の庭に見惚れていました。
月光に白々と浮かび上がる上面と側面の影の濃さが対照的。
3D映像のように、やたら立体的。
夜空は、季節毎に魅力があるけれど、冬は格別に冴えて見える。

でも寒さに負けて、直ぐに家に入りました(笑)。
  


Posted by 芥子菜  at 00:49Comments(0)うつくしきもの

2009年11月13日

すべすべほっぺ

少し前の休日の朝、ぬくぬくのお布団にくるまっていると「お肌、すべすべ。触ってみて。」とRが言ったのが、聞こえた。
それじゃあと、失礼して少し身体の向きを変え、手を伸ばす。
目覚めたてでぼんやりして身体の動きがおおざっぱ。ただでさえRは子どもで、顔が小さい。私のささくれがその肌に触れてしまわぬように、間違いなくその中の頬だけを捉えるために裸眼の目を細め、ゆっくりと指先の腹を近づける。

予想外ににしっとりすべすべの肌だった。
アトピーのRは、汗をかきすぎる夏も、乾燥する冬も、なかなかすべすべほっぺにはならない。だから本当に久しぶりの触感。

本当に柔らかい頬。
気持ちいいね。と返すと、真顔で「薬が浸透しているからね」と言った。
その言い方が、イントネーションといい話す早さといい、まるで母の物言いをそのまま借りてきたようにそっくりだった。
思わず笑みが零れそうになり、慌てて真面目な顔を装おった。
  


Posted by 芥子菜  at 07:03Comments(0)うつくしきもの

2009年11月11日

ポッキーの日ですね。



写真は、数年前、住んでいた建物。
その中庭の風景。

この中庭が見える側に、住んでいたとき。
当時のルームメイトのもとへ、国にいる恋人から、11月11日に合わせて巨大ポッキー&ラブレターが詰まった箱が送られてきたと感激していた情景もセットで、思い出されます。
彼女いわく、11月11日(ポッキーの日)は恋人同士のための日なのだと。

300×250mmほどの厚紙で作られた箱が机の上にかさりと載っていた。その中に小さく折り畳まれた紙片が大量の紙ふぶきのように静かに入っている。
開けて見せてくれたその手紙は、明らかにどこかからちぎりとられ、掌よりも小さくなったメモ用紙。
兵役中の彼が、毎日、あるいはあの数からしておそらく日によって何回も、自由時間に彼女に向けて書き溜めた恋文。

私には読めない文字からも、熱が伝わってくるように錯覚してしまう。  


Posted by 芥子菜  at 07:08Comments(2)うつくしきもの

2009年11月08日

月夜の散策


数日前のこと。

このライトアップされた門をくぐり抜け、回遊式の池泉を取り囲む築山あたりに踏み込んでいた。
きちんと歩けるように、回路として整備されているのだが、どうやら夜間に踏み込む者がいるとは、考えられていないようで、外から見るよりもずっと暗かった。皓々たる十二夜の月のひとしづくでさえも、密集した木々に遮られて洩れてはこないでいる。
暗さをあえて意識しないようにしながら、どんどん先へ進む。
視界がさえぎられて、耳が冴える。

その最も奥に近いあたりで、濃い闇の中で、ぐらり、と平衡感覚が怪しくなった。
食中毒を起こして、身体が意思の範疇をすり抜けて勝手に動いたときと同じ感覚に、冷や汗が出た。
なんとか持ちこたえて、ざくざく進み、木立を抜けて、ようやく月の光を仰ぎみた。
ため息がでた。

あぁ、焦った。怖かった。
こんなところで、倒れてはいられませんわ…。  
タグ :月夜


Posted by 芥子菜  at 21:07Comments(0)うつくしきもの

2009年10月26日

素敵なものはふっと見つかる。

ちょっと骨董市に行ってみないかと誘われた先で、不思議な色味の石に会いました。昔の宝飾品が並ぶ店頭のガラスケース内に、2つ。とびとびに置かれています。

一つは、淡いミントグリーンから透明そして黄色へ移り変わる色の石。
もう一つは、紫がかったピンクから濃いめの緑へ変わっている石。
よく冷えたメロンスカッシュや切り分けられた西瓜を連想させる色。石とは思えないほど、瑞々しい。
大きさは真上から見て、1×0.8cmくらい。立て爪に支えられてる。
鈍い銀色の金属、昔風なデザインの指環。
立て爪の横には、ダイヤモンドのような小さな石が数粒控えてる。
メインの石は中央部に向かって(横から見ると)ドーム状にカットされている様子。

そんなことをいちいち考えあげていないと、つい見ることに没頭してしまいそうだった。
連れがいることも、時間も、自分も忘れて、世界にそれとそれを見ている視線だけがある。
店先でそんな忘我状態になるのは、避けたい。
でも、美しいものは、集中して見たい。
葛藤、少々。
最終的には理性が優勢になりました。

***

本当に素敵な混じり具合の色。
こんな綺麗な石があるなら、どこかには夕やけのように、夜空の藍色とオレンジ色に染め分けられたような石だって、あったりするのかな?

1ヶ月以上経った今でも、鮮明な映像がぱっと思い出される。
しあわせ。  


Posted by 芥子菜  at 12:53Comments(0)うつくしきもの

2009年10月14日

朝@ねぼけまなこ

ぼーっとしてる。

ひたすらぼーっと。


眠り足らず、まだ頭が起きていない。

すこし体温が高い。

布地の内側で、発熱しているかのよう。

指をぱらぱらと動かす。

掌をにぎる。

少し体を揺らす。

ゆっくりと、深呼吸を1つ。

そのまま、また寝入ってしまいそうな心地をとどめる。

ああ、朝が来た。  


Posted by 芥子菜  at 21:12Comments(0)うつくしきもの

2009年10月06日

綺麗な瞬間

お出かけ前に準備するルームメイトに見とれて、一人言が口から零れた。

***

12月の夜6時過ぎ。
真っ黒な空からしんしんと降りてくる雪が、次から次へと積もる。この勢いではたぶん今夜も止みそうにない。

暖房の効いた部屋の中で、いつもどおりのなんともいえない濁った色のコンクリートの壁を背景に、外へ向かう準備を粛々と進めるH。

黒い上着に真っ白なブラウス。すんなりした首に彼から贈られた細い金のネックレスがさらっと流れる。鏡の中を覗きこみながら慎重に化粧を施す指先。つやつやの黒髪をとかし、雪のように白い肌と丁寧に縁取った目許と唇。上質の化粧品の匂いが微かに漂う。

綺麗だ。
思わず零れたにしては、はっきり発音された台詞が狭い室内に響いた。
一人言で流すには恥ずかしすぎて、何を言うかと呆れ風味をかもす友人(ちょうど部屋に来ていた)に「ね?ほんとに綺麗だと思わない?」と同意を求めた。返ってきたのは、Hはいつも美人じゃないとつれない。
あなたがそう思ってたなんて知らなかったけど、今が一番綺麗なHだよ!と心の中で言い張っていた。こんなに素敵なのに…。

もう一度、本当に綺麗だね~(ため息)とことばを手渡すかのようにゆっくり告げると、それを受け止めたHが心底嬉しそうにきらきら微笑んでくれた。
うっとりするくらいの綺麗さ。

今はどこにいるのだろう、記憶の中にしかない、最高に綺麗なHの笑顔。  


Posted by 芥子菜  at 22:23Comments(0)うつくしきもの

2009年08月24日

見守る眼差し

私は早退するために玄関口へ向かっていた。
目眩がひどいので目を閉じたまま、ふらふらと廊下を歩いていると、甲高い声の誰かが近づいてきて、手を引いてあげると言った。
親切心からなのはわかったけれど、咄嗟に要らないと思った。でもお断りするために口を利く余裕もなかった。
どう意思表示したらよいのかわからないでいるうちに、さっさと身体を取られて歩き出されてしまった。
恐らく取り立てて速いペースではないはずなのに、吐き気と目眩と頭痛が倍増しに酷くなっていく。足が縺れる、限界近いかも…。

「大丈夫だから、1人で歩かせてあげてください。」
後ろから養護教諭のアルトの声が響いた。
(助かった…。)
ぴたりと、私の身体を引っ張っていた人の歩が止まった。

***

追い付いた先生は、2人だけになった後で、《歩くスピード、合わせると速すぎてしんどいでしょう?》と言われた。心底同意したため、揺らすと痛む頭で頷いた。
先生は私の荷物を持ったまま、私には触れずに歩調を合わせて、横で見守ってくださった。
廊下は残り10mもなかった。
  


Posted by 芥子菜  at 06:43Comments(0)うつくしきもの

2009年08月22日

恩師のことば

久しぶりに専門誌を読んで、学生のときの指導教官を発見しました。卒論指導時によく聞いていた内容だったので、初見の記事なのに、講義を受けているかのよう。懐かしや。

***

連鎖的に、他のことばも思い出しました。
とある受け持ち学生とその親御さんとの長い長い面談の後、母親は首に巻きついた蛇だ、とおっしゃったのでした。
学生には学業以外にしたいことがありその為に既に動いていましたが、母親は大学に残らせたい、のだそうです。
その言葉の強烈さと、きつい語調が相まって、私の動きが停止した瞬間は、今でも1枚の写真のように脳裏に焼き付いています。  


Posted by 芥子菜  at 06:55Comments(0)うつくしきもの

2009年06月09日

幸福感

泥のような眠りに落ちようとする自分に抗って、送り出すことば。
返ってくる、ささやき。
おやすみ…、と。

幸福を形にしたような瞬間。  


Posted by 芥子菜  at 12:40Comments(0)うつくしきもの